夕立

ここのところ、都市部での急な降雨で、川の増水が起きて水の事故が続いています。
水の増え方っていうのは、私たちの想像を絶する速さで進むようですから、私たち自身もだけれど、子どもたちにもしっかり伝えておかないといけないいですね。


アメリカで生活していた時は、急な降雨で水かさが増す怖さを何度も実感させられておりました。
なんといっても、アメリカ本土は本来雨の少ない土地なんだと思います。
フーバーダムが出来るまでは、カリフォルニア州は、ほぼ砂漠だったという説明を読んだことがあります。
そんな土地柄から、街の造りは雨に対する備えがないといってもいいでしょう。


カリフォルニアの雨季は十二月〜で、その時期は時々雨が降ります。
雨が降る時は、けっこう一気に夕立状の降り方をします。
カリフォルニアで、私たちが暮らしていた家には、雨どいというものが存在していませんでした。雨どいをつけている家もありますが、ない家も同じくらいの割合です。これは、クーラーつけていない家と同じくらいの割合なんじゃないかなあ。



家に雨どいが付いていないくらいですから、道路に排水溝がないのも、全然不思議じゃないよね。
排水溝は、ついてはいるのですが、雨が降るのは年に数日という状態なので、日本みたいに、雨水が排水溝にスーーーっと流れていくと思ったら大間違いで、一時間雨が降ったら、道路は間違いなく全面に水をたたえています。


それを見て、雨に対する備えが弱い国だと思ったのですが、何と何と、今の日本の都市部って本当に雨に弱くなっていませんか?
今までの治水事業の先を行く雨の降り方をするのが一番の原因でしょうが、それにしても、昔、アメリカで雨が降ったときの雨に対する弱さをみて思ったときとと同じような感想を持ちます。
どうなるんだろうねぇ・・・