胡麻油饅頭

まだまだ暑い日が続きます。こんな夏のオヤツの定番は、やっぱり冷蔵庫で冷やした口当たりのよいお菓子ですよね。


私は、カスタードプリン・牛乳プリン・フルーツゼリー・パンナコッタの類はよく作ります。ゼラチン・イナアガー・寒天・卵と、固める素材によって口当たりが違って、似たようなツル〜ン系のオヤツでありながらも、微妙に違うのが面白いです。


そろそろ新しいツル〜ン系のオヤツを開拓しようと、先日、久々にお菓子作りの本を眺めていたら、息子Bがいかにも好きそうな素朴なオヤツを発見しました。
「今日のオヤツはゴマブラマンジェだよ〜。美味しそうだねえ」
と、声を掛けますと、二階の階段から転がるようにして降りてきてくれました。


「ゴマアブラマンジュウってどんな饅頭なんだろう???」
彼の頭の中で、ゴマブラマンジェは胡麻油饅頭に変換されたらしく、さかんにどんな饅頭か想像しているようでした。
息子Bの子ども部屋は二階にあり、しかも、ドアが閉めてあってもって、「オヤツだよ」「ご飯だよ」と、囁くような密かな声でも聞こえてしまうという特異な耳を持っています。


そんな、集音マイク並みの並外れた耳を持っているのに、一旦こうと思い込んだら「ゴマブラマンジェ」と何度言っても「胡麻油饅頭」にしか聞こえないのもまた面白いと思いました。


ゴマブラマンジェは、早い話が普通のブラマンジェに練り黒ゴマを混ぜるというものなんですが、味はものすごく濃厚でこくがあります。
ゴマが嫌いという人は無理にはお薦めしませんが、そうでなければ一度お試しください。
材料
牛乳一カップ  砂糖100g  粉ゼラチン10g+水50cc  生クリーム2カップ  練り黒ゴマ大匙2
作り方は普通のブラマンジェと同様です。