バザーシーズン

我が家の息子たちが通った小学校では、このシーズンにバザーを開催します。
今頃から、担当の親たちが、地区の全ての家庭のポストに、バザー供出品の準備をお願いしますという手紙を投函して回ります。そして、十日くらいすると、家々を一軒ずつ回って、品物を集めるのです。
私は、二回も大きな役をやったので、その大変さはよっく分かります。


ところで、バザー供出品を集める方も変ですが、家中を引っ掻き回して、バザーにだす品物を探しだす方もなかなか骨が折れるものです。
一昔前は、結婚式や法事などの引き出物で、家庭の実情に合わないとか、趣味に合わないとか、使い勝手が悪いとか、そういう到来品って、けっこうたくさんありました。我が家が一番多くバザー供出品に出してきたものは、陶器やガラス製品などの趣味の器の類でした。お高いのかも知れませんが、染付けのものを多く使っている我が家に、九谷焼まがいのキラキラした器は合いませんでしたから。
そんなわけで、その手のお品は、毎年バザー供出品として出させていただいてきました。


ところが、ここ数年は、その手の引き出物がなくなって、代わりにカタログで選べるという風潮が強くなってきました。
我が家は、カタログを頂いた場合は、たいてい高級素材の食べ物を頂いています。
これなら、普段味わえない贅沢を堪能できるし、しかも消費するものなので後に残らないから、部屋の収納に悩まなくてもすみます。
引き出物で頂いたお品をバザーに出す時には、やはり人に頂いたものですから、後ろめたい気持ちになったものです。なんだか、厚意を踏みにじっているような・・・・・。


そのおかげで、今年は、今までストックしてあったバザー供出要員が底をついてきました。
ちょっと明日あたり、不用品を探し出すつもり。