デパートの名店街

久々にデパ地下に立ち寄ってきました。
息子Aの誕生日に、美味しいケーキを一つ買っていこうと思ったからです。
息子Aのためにというよりは、私が美味しいケーキを食べたくなったから、といった方が正解かもしれません。


普段、庶民の我が家で頂くケーキといったら、コージーコーナーのシュークリームか、シャトレーゼのケーキ、ちょっと奮発して不二家のケーキでしたからデパ地下の、なにやら舌を噛みそうな小難しいブランド名のついたお洒落なケーキとは縁遠い生活をしています。
そこで、改めてデパ地下のケーキ屋さんのショーウインドーを覗いて驚きました。
ワンカット、といってもハーブズのケーキのようなワンカットじゃないですよ。半径10cm弧の長さが3cm?高さが2cmくらいのお上品な(我が家の息子なら一口サイズかも)のが、600円とか破格のお値段がついているんです。
四人分買って2400円かぁ。しかも普段はこの倍か三倍はあるようなサイズのケーキしか食べたことがない人たちですから、「小さい」とか「少ない」とか「足りない」とかいうクレームが出るのは必至。


いろいろ考えあぐねた結果、単価で考えたら同じくらいで、しかも量も多くて見栄えのよいワンホールのケーキを買うことにしました。
主婦って悲しいものです。
ついつい「出を制する」の気持ちが働いてしまうんです。
一年に一度の息子の誕生日を祝うケーキを買うのにも、慌ただしく頭の中では算盤を弾いたりしてしまうのです。


あれこれ悩むのが面倒なので、来月の息子Bの誕生日には、シフォンケーキを焼いてクリームとフルーツを飾った定番のケーキにします。