橋下知事対高校生

中学三年生諸君にとっては、これからの数ヶ月は、気もそぞろな時期となるんでしょうね。
受験する高校を決める大切な時期ですから。


先日テレビニュースで、大阪府知事の橋下さんバーサス高校生という顔あわせで、私立助成金のカットに反対する討論会というのが開かれたと報じていました。
私立高校に通う高校生10人程度が、口々に家庭の窮状を知事に訴えて、助成金を減らされたら、自分のうちは私立高校に通うだけの経済力がないので困るといっていました。


橋下知事
「あなたはなぜ授業料が高いと分かっていた私立に入学したのですか?」
と聞いていました。この質問は当然いえば当然の質問。
そんなに苦しい家計なら、なぜ授業料が安いとわかっている公立を選ばなかったのか?
想定内の質問なんだから、当然それについての答えを準備するべきでしょうに・・・
それに対して高校生の答えは耳を疑うようなものばかり。
「中学の先生が、ここにしろといった」
「親がここにしろといった」
「公立ではついていく自信がないのでここにした」


「自分のやりたいことがここにあるのでここにした」
という生徒は一人もいませんでした。


橋下知事はガツンと
「最終的には自己責任ですから」
「義務教育ではないので、全部の面倒は見られない」
というような内容の返答をしていたと思います。選択肢はあったのに、あなたの責任で私立を選んだ以上、授業料が高いのは分かっていたことのはずですという主旨でした。


橋下知事の言っていることに100パーセントの同意はできませんが、少なくとも高校生の泣き言に比べたら筋が通っていると思いました。
私が知事でも
「中学の先生にここに行けといわれたから私立高校に在籍しています」
という生徒に、助成金を出したくないかも。