非正規採用

なんだか急激に世の中不景気になりましたね。
派遣・パート・日雇い・アルバイトなでの身分で働いている労働者にとっては、本当に不安な日々が続いていることでしょう。



正規採用でない非常勤講師としては、非正規採用の身軽さと非正規採用の悲哀を両方実感しています。



身軽さという点では、一日の労働時間の短さが上げられます。私の場合は一番長い労働時間でも、四コマの授業で終わります。もっとも、四時間で一日が終わるかというと、いくらなんでもそれはありまりせん。漢字テストの採点や、提出される自主ノートのチェックや、作文の添削や、次の授業の準備などで、最低でも二時間程度は費やしています。それでも午後三時には家に戻っていることを考えたら随分恵まれた労働環境です。
午後はゆっくり料理・掃除・読書・テレビ・数独・刺繍・買い物・・・などが出来ます。



非正規採用の悲哀の方は、福利厚生のメリットがなに一つ与えられていないということです。
さすがにボーナスまで欲しいとは言いませんが、せめて病気療養や慶弔休暇があってもいいんでないかい?という気はします。
以前、同僚の非常勤の先生のお身内が亡くなった時に、その扱いは有給休暇でした。
ちょっと「?」だったのは、学校関係の方からの電報一つなかったそうです。
そのくせ、といっては何ですが、正規職員の身内の訃報連絡は電話で私たちのところにもちゃっかり回ってきますよ。これって何よ、と、おばさん講師は思っています。



ま、そのへんは割り切ってますけど、非正規採用ってそういうことなのよね。