お土産

学校が春休みに入ると、息子Bは、部活の関係でヨーロッパ演奏旅行に連れて行ってもらいます。
中学一年生でしかも全くの初心者で始めたビオラですが、本人の主張によれば、「なんとか迷惑にはならないようにしている」とのことです。(迷惑がかかりそうなところは極力音を出さないという意味か?)
中学一年生は、お情けでアンコールの舞台に上げてもらえます。
そのアンコールがドボルザークの謝肉祭です。
(普通の感覚だと、序曲として扱われるような曲の長さと編成です)


ヨーロッパはイギリスとオーストリーの二カ国を巡るという、学生の分際にはすこしばかり贅沢な旅程となっておりまして、イギリスではホームステイの経験もさせてもらえます。


アメリカ育ちの息子Bですが、日本に帰国して一ヶ月で完璧な日本男児になった子どもです。
息子Bの今一番の心配事は、曲を間違えずに弾けるかではなくて、ホームステイ先でちゃんと生活できるかということです。
「英語が心配だ〜」


そんな息子Bを見ていると、こちらとしても心配になってきます。ことばがダメなら、とりあえず写真とか、地図とか、品物とか、そういう「もの」に頼って会話(ボディーラングェージ)の糸口をつかむのが一番です。
部活発行の予定表兼情報紙にも、お世話になるホームステイ先へのお土産として、いろいろな案が紹介されています。
直前になって慌てて買い物に入るのも大変ですから、今のうちからちょっとアンテナを張って、なにか面白そうな日本紹介グッズを探したいと思っています。



とりあえずの私の第一候補は、エコの時代を反映して「風呂敷」と「風呂敷の包み方アイデア」の本なんかどうかなぁ、と思っています。

以前、アメリカ人に、日本が超バブリーだった頃流行した「スカーフの結び方」のオールカラーの本を上げたら(私が愛読したお下がり)、すべて日本語で書いてあるにも係わらず、写真の折り方・結び方を真似して随分と複雑な結びにもチャレンジしていました。
スカーフの写真も美しくて、見ているだけでも楽しいものだったから、彼女に喜んでもらえたのが私自身も嬉しかったです。
風呂敷の方がスカーフの結びより更に簡単ですから、文字とは関係なく楽しんでもらえるんじゃないかと思います。



「こんなグッズがイギリス家庭で喜ばれている」というものがありましたら、ぜひとも教えてください。