けんかの仲裁

昨日、職員室の片隅で、中学一年生の女子生徒三人と担任の先生がソファーを陣取ってなにやら深刻そうな話しあいをしていました。
私は、たまたまその真裏の衝立一枚隔てた場所でパソコンを使っておりましたので、細かいところは分かりませんが、大体の内容が勝手に耳に入ってきました。



話の内容としては、二人の女子が、気に食わない一人の女子生徒をいじめている、というようなものでした。
二対一で、二人の方がいじめている方で、しかも二人とも弁が立つという手合い。
一の方は、見るからに気弱そうな女の子。(コピー機を使うとき席を立って、さりげなく顔を見てきました・・・)


「○○は、私たちが嫌がらせしたというけれど、いつの話?証拠でもあるの?」
みたいな話し方をする二人。
その話方を聞いただけでも、
「あんたたちっ、そういうのを弱いものいじめっていうんだよっ!」
といってやりたくなります。



私が三年生の授業ための演習プリントを一枚作る間に、話し合いは終わらず、その後、どんな展開になったのかは分かりません。
でも、あの話し合いの展開からすると、いじめているほうの女の子は、自分が人を傷つけていることに全然気づいている様子はありませんでした。
いじめているかいじめていないかじゃなくて、傷ついている子がいる以上、自分が(意図的にかそうでないかは別として)誰かを傷つけていることに気づかせないといけないよね。
その自覚が生まれない以上、かわいそうだけど彼女たちの関係は改善されることはないだろうなぁ。