おこしもの

今日は桃の節句
我が家は息子二人だから、息子たちのお雛さんは当然のことながらありません。
でも、私のお雛さんは、まだまだ健在ですよ。
毎年、立春の後に飾り付けをして、三月いっぱいの二ヶ月間は玄関先の下駄箱の上に飾ってあります。


今日の夕飯は、定番のチラシ寿司です。
やっぱりこういう季節を感じさせてくれる行事は、子どもたちに体験させたいです。



ひなつまりのお菓子といえば、一般的には菱餅でしょうか。
私の住む地域では、「おこしもの」という米粉の蒸し菓子をお供えするのが定番です。
「おこしもの」は、木の型の上に、練った米粉に赤黄緑の色粉で色付けしたのを適当に小さく丸めて載せます。その上に白の生地(米粉)を押し込んで、型抜きします。それをセイロで蒸せば出来上がり。
蒸しあがったら、軽く焼いて砂糖醤油につけていただきます。
イメージ的には型抜きした「焼餅」かな?


私が小さいときには、大きなセイロで何回も蒸しあげた、蒸したてでツヤツヤの色とりどりの「おこしもの」が花ゴザの上にずらりとならぶのを見るのが嬉しかった。
今は、「おこしもの」がスーパーの店頭でパックに入って売られています。


あとでチラシ寿司の具を買いにお店に出かけたついでに、久々に「おこしもの」でも買ってこようかな。