帰国

息子Bがヨーロッパ旅行から帰国してきました。
オックスフォード〜ウィーン九日間の旅行です。なにしろ正真正銘の「おこちゃま」として育成してきたため、一人でお泊りさせるのですら心配な人だったのが、いきなり海外旅行ですから、なにかと不安材料はつきませんでしたが、とにもかくにも無事帰国で何よりです。



この旅行中に、二泊三日のホームステイが組まれていて、単独イギリス人家庭ですごすという恐れ多いイベントがありました。
ヨーロッパ旅行の中で、一番の心配の種でしたが、本人曰く、ヨーロッパ旅行の中で一番楽しかったとのこと。
息子Aと同い年の息子さんがいる家庭で、随分暖かく迎えてもらったようです。



息子Bは、アメリカで五年半も暮らしていたわけですから
「少しは英語の記憶が残っているでしょう?」
と、聞かれたりしますが、まったく残っていません。
特別なお子さんは知りませんが、一歳から六歳半までくらいの子供には、英語が母国語として残ることはないようです。
かつて、息子Bがアメリカ人の子供のように自由自在に英語を操っていたころ、私はよく息子に言われたものです。
「ママの英語は変で、恥ずかしいから、人前ではしゃべらないようにしてくれない?」と。



実は、少しは期待していたのです。
イギリスで本場の英語のシャワーに触れて、何かの間違いか奇跡が起こり、いきなり過去の記憶がよみがえって、
英語スイッチがオンになるようなことが起きるかも・・・・・と。
奇跡も間違いも起こらず、無事、日本男児のまま戻ってきました。
何事もなく、帰国できたことに感謝すべきでしょうね。