春の嵐

ここ数日は、20度を下回る気温で、朝晩はストーブでもつけようかなぁ、という誘惑に駆られます。



昨日は、外出することがありました。
朝、いそいそと身支度をすませて、いざ玄関に立つと、いきなり一陣の風が吹きぬけていきました。
冷たいっっっ。



あわてて部屋に戻り、春色のカーディガンを脱いで、冬の間随分お世話になったキルティングのジャンパーに着替えました。
このジャンパーは、なんとファッションセンターしまむらで一昨年、700円で買ったもので、あまりの安さに、洗濯したら、きっともう着られなくなるようなことになるに違いない、と覚悟を決めて洗濯したものです。
ところが、まったく何の変化も起こらず、しかも気軽に何度も洗濯できて、常に気持ちよく着られるので、私のワードローブのなかで十本の指にはいるほど活用される、日常着には欠かせない一着となったのです。


冷たい風が吹いているとはいえ、さすがに四月の下旬にキルティングのジャンパーを着ているのは少数派の装いでしたが、春めいたファッション若い女性は、みなさん揃って冷たい風が吹くたびに首を縮めておりました。
「ほ〜らほら、そーいうのを伊達の薄着っていうのよ」
とつぶやいていたりするオババ・・・・、それは私です。



この時期の装いって本当に難しい。
一番のお洒落さんは、スプリングコートを着るのでしょう。
それは重々承知しておりますが、スプリングコートって、本当に着用時期が限定されるのがネックとなります。
春らしいパステル系のスプリングコートが一着あれば、春の嵐の中へ喜んで出て行くことでしょう。



今年も、スプリングコートを買うことなく、ちょっと季節遅れの装いをしてしまいました。