ゴールデンウイーク

今日から仕事や学校がはじまったというところも多いと思います。


ゴールデンウイークは、いかがお過ごしでしたか?
私は、一週間の休みで、ゆっくり過ごす事ができました。


五月四日五日は、山小屋で過ごしてきました。
父と母が足しげく通って、いろいろ手をかけているので、とても快適な山小屋です。
山小屋ライフというと、ベンチに寝そべって、鶯のさえずりでもききながら木陰で本を読むとか、そういうことを連想するかもしれませんね。
まあ、たしかに、そういう楽しみも出来るでしょう。なんといっても空気の清浄度が違います。森林浴をするのは健康にも良いといわれています。


私は、山小屋に行くと、野良仕事に精を出します。
杉の木の焚き火を盛大に起こして、辺り一面に杉の煙が漂い、よい匂いに包まれると、なんとなく体を動かしたくなってきます。
枯れ枝を集めてきたり、薪を割ったり、木の根っこ掘りをしたりして体を動かします。
同じ野良仕事でも、山の中での野良仕事は、空気が汚れていないのと、気温が低いのと、森の木々が排出している酸素のおかげか、疲れ方の種類が違います。石川啄木さんが言っていましたが、「心地よい疲れ」って、こういう疲れのことかも、と勝手に想像しています。



そして、一日体を動かして、そろそろ疲れてきたなぁ、という頃に温泉につかりに行きます。
一回600円という価格で、露天風呂あり、サウナ風呂あり、ミスト風呂あり、寝て入れる風呂あり、もちろん大浴槽ありで、健康ランドに行くより安上がり。
夜は これまた盛大に篝火をたいて、その周りでバーベキューを楽しみます。
食べ終わってゆっくりコーヒーを淹れる頃には、健全な一日が終わります。
なんといってもテレビがないのですから。
山小屋の二階に一面布団をしいて、雑魚寝をするのですが、まあ三分か五分もすればコトンと眠りにつきます。
もっとも、今回は部屋の中のストーブ(薪ストーブ)の煙がなぜか充満していて、目が痒いだの喉がいがらっぽいだの文句を言っていたので、実質10分くらいは起きておりましたが。
ちなみに、午後八時には寝て、翌朝は六時前に目が覚めました。



こんな生活って、都会じゃあ絶対に出来ないよね。
逆に毎日こんな健全すぎる生活もしたくないですが、一年に数回、こういう原始的な生活をすると、体内時計の狂いがリセットされて、非常に頭がすっきりします。