間宮兄弟

何年か前に話題になっていた本です。


江國香織さんの作品です。
図書館の棚で、随分たくさん江國の作品はお見かけしますが、実はあまり沢山読んでいるわけではありませんでした。以前、このブログでも「流しのしたの骨」(だったと思いますが・・・・)という本を読んだ感想を書いた覚えがあります。



「流しの」家族のみなさんもすごく上品で癖のある家族でしたが、「間宮」さんちの兄弟も同じく癖が強くて育ちがいいという設定です。
育ちのいい主人公が出てくる話は読んでいてホッとします。
もしもまだ読んでいないという方には、お薦めの一冊です。



間宮兄弟は、なんとなく私の知っている、とある兄弟にそっくりで、ついつい感情移入してしまいました。
間宮兄弟も、私の知っているある兄弟も、女性に対してものすごく臆病で、外から見たらすごくガードが固いというか、頑ななところが見えて近寄りがたい雰囲気を持った人たちです。
でも、ちょっとでも話の糸口ができると、思っていたほどの変人ではないと気づきます。
まあイマドキの草食系男子のハシリですかね。



草食系かどうかはわかりませんが、このあいだテレビニュースを見ていてビックリしました。今時のおしゃれな男の子はレディース衣料を自分のファッションに取り入れているんだそうな・・・・
レギンスとかスカートとかワンピースとかをみて
「あっ、かわい〜い」
などといっていました。
実は、そのことに対して驚いたというより、世間の反応に驚きました。
「まあ、似合っていれば問題ないと思う」
と答えた一般市民が約半数いました。
以前、NHKスペシャルで、早晩ひと科の男という生物は絶滅するというのをやっていました。
明日絶滅してもおかしくないし、500万年後に絶滅するかもしれないとのことでしたが、ひょっとしたら、思いの外の早く絶滅するかも・・・とふと思ったりしました。