賞状

私の勤め先の中学では、金曜日の朝、全校集会があります。
校長先生のお話や、生活面での諸注意や、その週に届いた表彰状などを全校生徒の前で披露するというのもあります。


昨日は金曜日は、陸上部の活躍が紹介されたようですが、その中で、三年生の女子生徒の賞状が紛失してしまい、表彰されそびれてしまったらしいのです。(私は、その場にはいませんでした)
たまたまその女子生徒は、私が一時間目に入ったクラスにいました。
彼女は、なんだか涙目で元気がなかったので、どうしたのかと気にかかっておりましたから、授業開始の直前になって、陸上部顧問の先生がやってきて、
「賞状かみつかりました。この授業が終わったら職員室へ行くように」
との指示を与えていました。
それを聞いて、彼女の涙目のわけを知り一安心。(理由がわからずに涙眼になっている生徒は、心配です)



授業後、彼女を伴って職員室へと連れて、校長先生の前に引っ張っていき、無事、賞状の授与が行われました。まあ、彼女にしてみれば、全校生徒の前で華々しく授与されたかったことでしうが、取り合えず、職員室で先生たちの拍手を貰って授与されたわけで、少しは気も治まったことだと思います。
中学生にとって、全校集会での賞状授与ってすごく大切な出来事だったんだなぁ、と改めて思いました。



さて、その夜のこと、我が家に宅急便が届きました。
受け取ってみるとペラペラの包み。そして、内容物の欄には「賞状」とありました。
中身は、エッセーコンテストで特別賞を頂いたときの賞状でした。
考えてみたら、ここ数十年、賞状とは縁のない生活をしてきました。
大きさはA4で、小ぶりですが、手書きの立派な賞状で、やっぱり嬉しかったです。