一年生の選択授業

11月から、時間割が後期日程というのに変わります。
今時の中学校のカリキュラムって、一昔前のとは様変わりしていて、例えば、社会は前期日程では、週に二時間だったのが、後期には週三時間になるとか、技術家庭科は後期の時間割が減るとか、いろいろ複雑になっています。
その一環からか、一年生は、後期日程になると、選択教科を週に一時間取ることになります。私は、11月から一時間余計に授業が増えます。



一筋縄ではいかないような生徒が数人いる学年で、職員室でも一年生の先生方が手を焼いています。
そんな様子を横目で見ているので、私は一年生の選択授業を行う事に関しては、ちょっと警戒しています。
私は現在、三年生の生徒だけを見ているので、一年生は全く知らない顔ぶれとなるわけです。
前にも何回か書かせていただきましたが、中学一年生は、本当に手に負えない状態で小学校から進学してきます。
授業中に席を立ってフラフラするとか、私語がのべつあるとか、遅刻とか、物品の破損とか、とにかく尋常じゃない。(以前の一年生を担当したとき、嫌というほど経験済み)



それで不思議なのは、小学校の先生の評価は、概ね「良」の生徒が、中学に入るといきなり「超不良」になるのはなぜでしょうか、ということ。
小学校の先生の評価が大甘なのか、中学に入って突然虎に変異するのかどちらかでしょうが、とにかく酷い(ようです)。



それでも、一応は「発展」のクラスを担当させていただけそうで、それだけでもありがたいと思っています。
「基礎」というのを翻訳すると「わたしゃ、勉強する意欲がない人です」という意味に限りなく近いように感じます。(以前に、基礎コースを受け持って、嫌というほど経験済み)


11月スタートの一年生の選択授業は「日本語を探検しよう」というコース名で、二月にレポートを作成するという文言を入れておきました。
内容は、私がかつて日本語教師養成講座で勉強した内容をふまえつつ、わかりきっていると思っているさまざまな問題について、もう一度考えてみようというものにする予定です。
母語については、自然に身に付いた言葉だけに、意外と盲点が多いんですよ。
また折を見て、紹介していきます。お楽しみに。