雛人形

昨日はひな祭りでした。
我が家は、息子ばかりなんだけど、お雛様は毎年飾っています。
一年中、暗い箱の中じゃあ、どうも辛気臭くて気の毒ですから。



先日母から、お雛さんを出す時期を教えてもらいました。
母のニュースソースはNHKのラジオらしいんだけど。
24節季の一つに雨水というのがあります。だいたい二月の半ば過ぎです。
この日にお雛さんを出すと良いのだそうです。
ちなみに、しまうのは三月三日が過ぎたらできるだけ早いほうがいいというのは知っていました。



お雛様は、我が家は玄関先に飾っています。
二階に子供たちの寝室がある我が家では、寝る前に必ずお雛様の前を通っていきます。
息子Bは、なぜか昔からお雛さんに特別な何かを感じるらしく、
「誰かの声が聞こえていた」
とか、
「音楽が鳴っていた」
とか、
「場所が変わっていた」
などと言います。



100年とは言いませんが、私と同い年のお雛様ですから、年季だけは入っています。
それに、私としてはとても大切に扱ってきたお人形たちなので、もしも何かしゃべれたとしても、文句じゃないとは思うのですが・・・・
あっ、そうだ。今年はお供え物がなかったから、そのことを話していたのかも。



家具調度品は、寄る年波には勝てずに少々色あせてきました。
雪洞(ボンボリ)の白い和紙が黄ばんできたとか、金屏風にシミが浮き出ているとか、五人囃子の太鼓の撥が1本しかないとか、そういう悩みです。
この手の悩みは、どんなにお高いお雛さまにも出てくる悩みだと思うんだけど、皆様のご家庭では、どのように対処しているのでしょうか?