非常勤講師の契約

昨日、他市で非常勤の教師をしている人と、来年度の勤務の話をしました。
それで、改めて市によっての違いがあることがわかりました。
私の勤める市の教育委員の場合は、三月二十三日に初めて来年度の勤務学校が明かされることになっています。
二月ごろに来年も勤務があることが告げられ(来年は勤務がないといわれる場合もある)るので、「ない」と言われた人は、こんなに押し詰まった時期に、新たな勤め先を探すという事態になることもあります。



昨日話していた知人の勤める別の市では、すでに11月か12月の始めには、受け持つコマ数から、勤め先の学校までわかっていたとか。
それくらいの時期に判っていると、いいですよね。
来年度の勤務が無いといわれた講師も、他の市を探す余裕がありますから。



日本全国どこでも同じだと思いますが、一昨年の経済危機以来、税金の歳入が減り、市も削れるところは削ろうとしているようで、その一環として、非常勤の採用を控えているとのウワサでした。
国語の非常勤は、今年は枠が二つしかなくて、そのうちの一つはコマ数が多くて、私の出した条件に合わなかったので、実質は一枠しかないといわれました。
少人数制の授業をしている英語は、かつては引く手数多だと聞いておりましたが、今年は新規の非常勤の採用はしないで、今までの講師さんのなかでやっていくとも言っていました。
売り市場なのは数学だそうですよ。
数学の教員免許を持っている人は、今からでも勤め口が探せるかもしれませんよ。



もう一つ、近隣の別の市の様子は、更に市教委の動きが遅くて、二月中旬の時点でもまだ来年度の契約の話が出てこなかったそうです。
オバサン講師は、生活がかかっている若者非常勤とは違って、多少ノンビリしているとはいえ、仕事があるか無いかでは生活そのものが変化してしまうため、全くのゼロというのもこまりものです。
毎日が日曜日というのはまだ早いと思いますので。


今年の非常勤講師契約時期に、この仕事も決して安泰というわけではないんだなぁ、と薄々感じました。