マサユメ

去年の夏は、取り付かれたように公募エッセイに作品を送りつづけておりました。
寝ても覚めてもエッセイのネタのことを思い続けて過ごした、思い出の夏です。
そのころ、実は、恥ずかしながら、自分が表彰台に立って賞状を頂くという、こうして言葉にするのもおこがましいような大それた夢を立て続けに数日間にわたって見ました。



以前にも少し触れましたが、私は、ぐっすり安眠しすぎるのか、それとも激しく物覚えが悪いのか、夢を見ることがめったにありませんでした(正確には、見たはずの夢を覚えていないというべきか・・・)。
家人にそのこと(表彰台の夢)を話したら、
「能天気にも程がある」
「ママにはストレスというものが無いんだね」
「思い込みもそこまでくると怖い」
とか、散々言われておりました。



ところが・・・・・



先日、それがとうとうマサユメになりましたことを、ご報告いたします。



まず、戦果としては、去年の応募で六回入選を果たしました。
佳作とか、特別賞とか、入選とか・・・
私の念願の「大賞」には至りませんが、初めての年にしてはまあまあだったかな・・・・とはいいつつも、一度も夢にまで見た表彰式に招待されたことはありませんでした。
それが、とうとう、受賞作品七作目にして、奨励賞で「表彰式にご招待」していただけることになりました。
私は生まれてこのかた、ホテル代・交通費をもってもらって旅行したことがありません。
そのことにまず感激。



お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、数ヶ月前のチリの地震の前日に夢を見て、家人と職場の皆さん方にちょっとした私のマサユメヂカラを知らしめました。
ひょっとして私、この手のパワーがあるのかも?・・・無いか・・・・