冬物の片付け

五月も中旬を過ぎて、もう暦の上では「夏」だというのに、私の家の居間には、まだ石油ストーブが出したままになっています。
夜、居間で一人でいると、しんしんと冷えてきて、ストーブに火をいれること日が続きます。
本当は、ソファーの上においてあるブランケットも洗濯して片付けてしまいたいのですが、その期を逸しています。
寒いですね。


ところで、ゴールデンウイークの最中に、大体の衣替えを済ませました。
二日がかりで冬物を洗って、干して、衣装ケースにしまいました。
そうそう、我が家では、もう数年前から冬物を家で洗濯しています。
さすがに夫のスーツは洗いませんが、自分のものなら洗っています。
今までに、自分で洗って後悔したという衣装は一枚もありませんよ。
ウール100パーセントのセーターも、シルクのスカーフも、もちろん息子たちの学生服も、自分のスーツも、自分のワンピースも、そして洗える着物も。



翌シーズンに、クリーニングに出した洋服と、自分で洗濯した洋服の匂いをかいで見て下さい。
クリーニングに出したセーターは、汗のにおいが残っていますが、自分で洗ったセーターには洗いあがったときの香りが残っています。

以前、こんなことがありました。
クリーニングに出したセーターを半年後に着たその日に食べ物のシミを作ってしまいました。そこであわてて自分で洗濯(手洗い)してみました。
そのセーターを着て、半日で洗濯したので、それほど汚れていたとは思われません。
ところが、洗面所のボウルにためた水にセーターをつけると、水はみるみる間に薄汚れた色に変わりました。
セーターの汚れが落ちていなかったということ?
それともセーターが色落ちしているということか?



その一件があって以来、せっせと手洗いをすることにしています。
ジャケットも恐る恐る洗ってみましたが、全然大丈夫。
コツは脱水です。



お洒落着洗い洋の洗剤で洗濯して、よくすすいだら、洗濯機の脱水機能を使って、一分だけ脱水います。
洗濯機から出したとき、まだ水の重みが残っているくらいで十分です。
ハンガーに掛けると、しずくがポタッ・・・・・・・ポタッ・・・・・・・と落ちてくるくらいの絞り方です。
だから、厚手のセーターや、ジャケットを洗濯する時は、今日も快晴、明日も快晴という天気予報の時がいいですよ。
半乾きのセーターが、翌日部屋干し状態になっているのは、絶対に避けたいですからね。



二日がかりで完全に乾かしたら、衣装ケースにしまいます。もちろん防虫剤もお忘れなく。
来シーズンの衣替えのとき、きっとクリーニングしたものよりも気持ちよく着られます。