上海万博

この夏に、息子Bの所属するオーケストラ部が、上海万博の舞台に立ちます。
その下見に、部活の顧問の先生が行かれて、何十枚ものスナップ写真をとってみえました。
私たち父母は、上海旅行の説明会という名目で、旅行会社の説明と、顧問の先生のとってこられたスナップ写真の上映を見ました。



覚えておられますでしょうか?
万博開幕当日のごった返した会場の映像を。
五月一日でしたっけ?22万人の入場者が入場門に殺到して、「どえらいことになっている図」が、繰り返しニュース映像として流されていました。



ところが、顧問の先生が行かれた五月中旬には、まるで万博会場には、人っ子一人いないような閑散とした様子が映っているのです。
だだっ広い会場内の通路に、人が一人も歩いていないのですよ。
全然誇張でもなんでもありません。先生がとってきた写真に、三人以上の人が移っているシーンが一つもなかったのです。
上映会が終了した後、私はどうしても確認したくて、先生に質問に行きました。
「あの写真には、まったく人の気配がありませんでしたが、本当に万博会場は、あんなに空いているのですか?初日の混雑振りの映像とは随分違いますが・・・・」
先生は、
「まあ、とにかく会場が広いので、愛知万博のときのように、会場が人であふれかえるということはありませんでした。ただし、人気のパビリオンは三時間待ちとかあるようですが」
とおっしゃいます。



昨日、夫が中国出張からもどってきました。
帰国するその日に、ほんの数時間だけ万博に行ってきたようです。
「どうだった?込んでいた?」
「セキュリティーで20分くらいかかったけれど、あとは空いていた。とにかく会場が広くて、あまり人の姿がない」



どんだけ広い会場なんだ!
そんなに広い会場で、パビリオン間の移動はどうなるんだ?
いよいよ謎が深まる上海万博です。