そして誰も居なくなった

お祭りの屋台で金魚すくいをした息子Bは、四匹の金魚を飼育することになりました。
そのうちの一匹は、すでに半死半生の状態で家に来て、翌日には、はかなくなりました。
残りの三匹も次々になくなって、とうとう先週、最後の一匹も・・・・。


300円の金魚すくいで、四匹も、つれた(そのうちの二匹はオマケだった)ことを考えと、一匹75円。
私が思うに、香具師が一体どこで買い付けるのかは知りませんが、金魚はタダだったと思います。
運送料・エアポンプなどの設備費・一日の日当・袋代・網代・・・などの諸費用を考えるとタダでなければ元手が取れないでしょう。


初めから病気の金魚だったとはいいませんが、少なくとも商品価値は無い金魚よね。
その金魚のために、息子Bは浮き草・餌・水槽の下に敷く砂利・フィルターを購入して(自分のお小遣いで購入した)、約10日で「誰も居なくなった」状態になったことに対して、少しは学習したようです。
フィルターや浮き草を買いに行ったお店で金魚が売られていました。一匹350円という価格がついておりました。
「オラ、最初から350円の金魚を買うべきだった」
とぼやいていました。
(そういうことじゃ・・・と母)


お祭りの金魚すくいは、金魚をすくうこと自体を楽しんむものだということでしょう。
ただし、数日といえども金魚を飼うからには、それなりの設備投資が必要です。
生き物の怖さはそこにあります。
ウルトラマンのお面なら一回の無駄遣いで済みますが、金魚やヒヨコとなると、後々の(とはいって、短いことが多いのですが・・・)こともありますんで、よく考えてつってきて(買ってきて)下さい。