トルネード・番外編

トルネードと同様、アメリカ中西部で経験した自然現象に、雹(ヒョウ)があります。


ラジオを聴いておりますと、気象情報が流れてきました。
雹は英語で「ヘイル」といいます。
「路上に出ている車をガレージに非難させよう。外に出ている人は、急いで家に入れ。家に入るヒマのない人は、何かの影に入れ。雹がふるぞー」
と、何度も繰り返しアナウンサーが放送しておりました。


放送から五分か十分で、空が暗くなり、涼しい風が吹いてきて、バラバラバラバラバラ・・・・・ババババ・・・・パラパラ・・・・という音がして、窓の外は真っ白に。


トルネードや夕立のときのように、過ぎ去ってしまえば再び夏の日差しが戻ってきます。
真っ白な直径3センチくらいの雹が、緑の芝生を雪のように埋め尽くしていました。
子供たちも大喜びで真夏の雪ならぬ氷の上を走り回りましたが、文字通り「あっという間」に解けていきました。


トルネードといい、夕立(雷)といい、雹といい、アメリカ大陸の自然現象は日本のそれとは比べ物にならないほどスケールが大きいんです。