あと一週間

夏休みまで、あと一週間。
私は週三日の勤務なので、今日を含めて三日間の灼熱地獄に耐えれば、ひとまず落ち着くことができます。


灼熱地獄とはいえ、今年は、去年よりは断然過ごしやすい日が多いと感じています。


現在の勤め先の中学生は、「育ちのよさ」を感じさせる子が多いんです。
私の同僚の非常勤講師も、彼らの育ちのよさに驚いていました。
たいてい、入梅前後くらいから急激に気温が上昇すると、フニャフニャしてだらしなくなってくるものですが、ここの生徒は違います。
とある無風教室(片側の窓が開かないようにしてある)で、あまりの暑さに先生がこういいました。
「下敷きで扇ぐの、オッケー」
それを聞いて、おもむろに下敷きであおぎ始めたというのです。先生の指示があるまで、灼熱の無風教室でも文句一つ言わずに下敷きで扇ぐこともなく我慢していたんですって。


すごいことですよ、これは。
前の学校の三年生も、そりゃあいい子たちばかりで、「こんなに素直な中学三年生がいるんだねぇ!」と感激したものですが、ここの中学三年生もそれに負けず劣らずの出来の良さです。


今週、殺人的な暑さにならないことを願っています。
最高気温35度とか、そういう中で小さな教室に37人もの人間が集まっているのを想像できます?
息子Aの説では、人は100キロワットの放熱をしているそうです。37×100キロワット=3700キロワットの熱源。プラス35度ですから。