お気に入りの場所

息子Bに、ご近所さんのネコの世話のバイトが入りました。
ところが、息子Bさ只今、部活のイベントで、上海万博出演のため、四泊五日で家を空けています。
一日は息子Bが世話をしましたが、残りの四日間は私が替わりに行っています。


何と言っても、留守宅なわけで、換気のために洗面所の窓など、わずかなスキマしか空いていません。
空気清浄機が一生懸命働いているので、ネコの臭いや糞尿臭はありませんが、暑さの解消まではしてくれません。


ネコは普通、その家の中で一番環境のいいところに居ます。
冬なら縁側の一番日当たりがいいところ、夏なら涼しくて風の通る道、という具合に。
でも、これだけ暑くて、これだけ風の通らない無風の家の中で、一体どこにいるのでしょうか?


心配になって、飼い主にメールで、ここ数日ネコの姿を見ていないこと、餌は完食だしトイレも使用済みなので、生きていることには間違いないこと、などを伝えました。
すると、飼い主氏いわく、一階の縁側にいると思うので、一度見てくださいとのメールが入りました。


確かに、縁側に置かれた家具の片隅にひっそりと隠れていました。
不思議だったのは、この縁側、南向きにあるので、決して家の中で一番涼しい場所とは思えないことです。
しかも、今回のように窓を閉め切ってあると、まったくの無風状態となるわけです。
ここよりは、居間や台所のほうが涼しいと思うのですが・・・・


暑さより、このお気に入りの場所に居る方が、居心地がいいんでしょう。
ネコ生態に対する常識がまた一つ覆されました。