銀座マギーのワンピ

ご近所さんに、いつもファッション雑誌から抜き出てきたようなお洒落を楽しんでおられる方がおられます。
御歳オーバーフィフティーなんだけど、ぜんぜん歳を感じさせないのです。
歳を感じる一番は、髪の艶と肌の艶と姿勢だと、常々思っているんだけど、彼女に関しては、姿勢が素晴らしくいい。
上背もあって、洋服が着映えするタイプの体型だと思います。


さて、その方から夏のワンピースをいただきました。
銀座マギーの。
白地に紺のやや大きめのドット模様という、乙女の永遠の憧れワンピです。
袖を通して、わたしゃあ驚いたのなんのって!
なぜに同じようなワンピでも3000円から30000円、いや50000円という価格がついているのか、鈍感な私でもすぐに納得できました。


お高いお洋服は、着る人のスタイルが少々悪くても、カバーするばかりか、見栄えよくしてくれるものだったのですね!
後ろのファスナーを上げている途中で、
「むむ、これは・・・」
とスタイルアップの予感を感じました。ファスナーの上昇とともに、体の重心が上へ上がる感じ、とでもいいましょうか。
べつに締め付けているわけじゃありません。ただ、一番体の線が細く見えるようなラインになるように構成されています。
よく見ると、一枚の布じゃなくて、何箇所か縫製されています。
さりげなくポケットまでついていたりして。



わかりましたよ。
お金持ちの人が美人でスタイルもよいわけが。
お高くてよい品質の基礎化粧品を使い、スタイルがベストに見えるラインの服を着て、しょっちゅう美容院で髪の手入れをしているのでしょう。



なんだか今日は、また一つ知らなかったことがわかりました。
お高いものには、お高いだけの理由がありました。