ねこ

実家で飼っているねこ。
もともとは野良猫だったのが、あれよあれよという間に異例の出世を遂げ、今ではすっかり飼い猫になっているねこです。
しばしばブログにも登場しています。


さて、夏休みに、数回、父と母が揃って家を空けるという事態がしゅったいしました。
その度に、私か妹が実家まで行って、ねこのお世話をしています。
ねこは一日中、家の中で寝そべって過ごししているようです。
あれだけ動かなくてもおなかは減るようで、ちゃっかり餌は食べてあります。


実は、このねこ、苦労人だけあって、学習能力がすごく高いねこなんです。
例えば、餌の食べ方一つにしても。
ある日、二泊三日で父と母が朝早くに家を出ていきました。
母からは、
「たっぷり餌を入れたから、今日は、ねこの世話に来てくれなくてもいいよ。明日、暇なときにでも覗いてみて。」
と言われておりました。
私は翌日の午前中に、餌の補充に出かけたところ・・・・
なんと、餌は手付かずで餌鉢に大盛りのまま残っているではありませんか。
ねこ知恵で考えたのだと思います。
(今日、お母さんが旅行に行ったぞ。これを全部食べたら、次に餌がいつもらえるかわからない。節約して食べなきゃ・・・・)


それが証拠に、私の姿を見ると、おもむろに立ち上がって餌を食べにいったのですから。
私がまた餌を足して、
「また明日くるからね」
と一言いいつつ、実家を後にしました。


翌朝、餌鉢は空っぽでした。
ねこ知恵で考えたんでしょう。
「どうやら、お母さんは、留守の間、娘に世話を頼んだらしい。餌の心配は無用だったんだ」
と。
単に私の妄想かもしれませんが、この手の知恵はけっこう働かしているようで、だからこその野良から飼い猫に出世したんだと思います。