テレビ局の嫌がらせ

我が家のテレビは、どっしりとした箱型のブラウン管テレビです。
今時、20インチのブラウン管テレビを使っている家庭は、すごい珍しいことだと思います。
80歳か90歳のシニア家庭ならいざ知らず、中学生と高校生の男子がいる家庭で、このどっしりタイプのブラウン管テレビとは!


特別、見にくいわけじゃなし、広い家じゃなし、何にも困って無いんだけど・・・と思っていました。ところが最近(今年に入ってからかな?)、テレビが見にくくなったと思うようになりました。
それは、テレビの本体の問題ではなくて、テレビ局の嫌がらせによって、見にくくなったのです。


もともとは、テレビ画面の上の方に「アナログ」という表示が薄ぼんやり見えていました。薄ぼんやりとはいえ、時刻が見えにくかったり、タイトルが読みにくかったりと、そこそこ迷惑しておりました。
悪いけど、自分の家のテレビがアナログかデジタルかなんて、あんたに言われなくてもちゃんとわかってますって。だって、地デジ対応のテレビに買い換えていないんだから。
そのうちに、テレビ画面の天地に常に黒い帯が現れて、四六時中テロップが流れるようになりました。
「アナログ放送は2011年7月に終了して・・・・早めに地デジ対応の工事をして・・・」
これのお蔭で、我が家の小さなテレビ画面は更に小さくなって、随分見えにくくなってしまいました。



私の好きなテレビ番組に「水戸黄門」があります。再放送で午後四時からのを楽しみにしています。
ところが、「水戸黄門」の場合、上下の黒帯に加えて、画面右側にも太い黒帯が現れてきて、更に映像が小さくなってしまいました。息子の計算によると、もともとの画面の75%にまで減ってしまったらしいのです。
これって、画面の比率が、アナログ放送とデジタル放送では異なるとかで、その結果、仕方が無いことなのかい?


そこまでして「地デジ」対応のお知らせが必要かなあ?
嫌がらせとしか思えないんだけど。
ここまで「嫌がらせ」されると、意地でもテレビを買い換えたくないっ、という気持ちになります。
ちなみに、このテレビは我が家の家電の中ではまだまだ歳若い方で、たったの九歳なんです。まだまだ使えるものを買い換えさせて「エコ」を歌う家電業界にも胡散臭さを感じてしまいます。