マルセイユ石鹸

マルセイユ石鹸という名前は聞いたことがありますか?
なんでも、フランスはナポレオン皇帝の時代からその製法を変えずに作っている由緒正しい石鹸なんだとか。
たいてい、30ランチくらいのバーで売っていて、使う人が好きな厚さに切って使用するというスタイルで売っています。
確かデパートでは1本一万円前後で売っていたように記憶しています。(確かじゃないので、興味のある方は、確認してくださいませ)


そのマルセイユ石鹸が、10cm角くらいの大きさのものがバザーで売られておりました。100円でした。
どういう方が供出したのか知りませんが、マルセイユ石鹸は5〜6個売られていて、全然人気がなくて、残り物状態になっているのを見つけて一つだけ買ってきました。
だって、ほら、初めて使うものだから、それが良いか悪いかなんてわからないでしょ?しかも、こんなに不人気なんだから。


家で、早速使ってみました。
結論。
すんばらしい。


臭いは、息子Bいわく、
「小学校のときに遊んだ油粘土のような臭いだ」
これは、言いえて妙也。
確かに、この泡の臭いでは、「泡に包まれてシ・ア・ワ・セ」という気持ちにはなれそうもありません。
しかし、あわ立ちのよさと、泡の腰の強さと、汚れ落ちのよさと、洗いあがりのしっとり感と、ピーリング効果は、臭いでシアワセになれるかどうかなんていう瑣末なことは相殺して余りあるというのが使用後の実感です。



小鼻の頭あたりにギトギト感のある息子Bを呼んで、早速たっぷりの泡で顔を包み込むようにして洗顔させました。
以前、NHKためしてガッテンで見たように、泡で洗顔する方法(手は顔につかないくらいがちょうどいい。泡の力で汚れを落とす)で、念入りに表せたところ、鼻にあった黒いツブツブ汚れがきれいサッパリ落ちていました。



そして、驚くべきは、ピーリング効果。
私の肌で実感したのですが、口角の周りや小鼻の周りの余計な角質が、細かい垢となって取れてきました。
一応私自信の名誉のために言っておきますが、肌のきめは細かい方で、状態は普通肌です。鬼瓦のようなゴツゴツの肌ではありません。
それなのに、これだけの垢が取れるとは。
マルセイユ石鹸、侮れませんっっ。