めまいの正体

昨日の朝の、めまいは、かつてないほどの酷いめまいで、ベッドから起き上がれないほどでした。
やっとの思いで立ち上がっても、足元がゆれるほどでした。


それで、昨日は内科ではなくて耳鼻科を新たに受診することにしました。


耳鼻科は、ほとんど小児科状態。
就園児前のほんの赤ちゃんに毛が生えたような年頃のこども達の泣き叫ぶ阿鼻叫喚の巷(診察室)でございました。
患者層としては、次に多いのが高齢のオキナオウナでございましょうか。
私のような中年の患者はおりません。


イマドキの耳鼻科さんは歯医者さんのように予約制となっていて、私のような初診の患者は随分待つことになります。
午前の部の一番最後になりましたが、先生はすごく親切でした。朝の九時からあのギャーギヤーこどもが泣き叫ぶ診察室で黙黙と人の耳の穴をのぞいていて、さぞかしお疲れモードだと思うのですが、さすがプロ。
全然疲れも見せずに私の「めまいの状況」を辛抱強く聞いてくれました。



いくつかの問診と、三つの検査(たった姿勢で体の揺れをチェックする検査・ベッドの上でゴーグルをかけて横臥し、目玉の揺れをチェックする検査・メニエールかどうか調べるための聴力検査)の結果、原因が判明しました。
良性発作性頭位めまい症」という病名です。



耳の中の器官を満たすリンパの中に、なにか小さなゴミ(古くなって剥がれおちた細胞の破片とか・・・・)が入っていて、それがリンパの流を妨げるんだそうです。
耳鼻科では、それほど珍しい症状ではないのか、すぐにプリントされた印刷物かを渡されて、なるべく頭を動かすようにといわれました。そのための運動というのもありました。
頭を動かしているうちに、ゴミが粉砕されて流れやすくなるそうです。
これに速攻で効く薬はなくて、「日にちが薬」ってやつです、といわれました。



とりあえず、先生がおっしゃるとおりの症状が、私に合致して、納得の病名もついて、体を動かすようにといわれたため、昨日はなるべく体を動かすようにしました。



今朝の朝一番も、すごいめまいでしたが、先生から「朝が一番酷いですが、そのうちに収まります」と聞いているので、休み休み家事をこなしています。



もしも、めまいが酷いという方がおられましたら、是非一度耳鼻科を受診してみることをお薦めします。