タイガーマスク運動

日本人も、まだまだ捨てたものじゃないですね。


去年の年末に第一号のタイガーマスク氏が登場したときは、まさかこんなに発展していくとは思いもよりませんでした。
タイガーマスク氏は、恐らく私ナンチャッテと同世代だと思います。
タイガーマスク」、伊達直人という名前を知っているのは、私たち世代でしょうから。
もう一つ世代が上だったら「傘地蔵より」風な名前になるんじゃないかな。


この運動が一過性で終わってしまうのは寂しいです・・・
来年もまた後に続く人がでるかどうかが正念場でしょう。



寄付で思い出すのが、アメリカでの寄付活動。
アメリカで仲良くさせていただいたあるアメリカ人の家庭では、毎年、夫婦二人の収入の10パーセントを寄付すると決めているといっていました。夫婦揃って医者でしたから、そういう経済的余裕があったのかも知れませんが、「毎年」ってところにお二人の心の広さを感じました。

アメリカでは、寄付が当たり前すぎて、小学校ではほとんど「集金」のように寄付を集めていました。これはこの学校が特別なわけではありません。我が家はアメリカ国内を三回引越ししましたが、どの州の小学校でも同じようなシステムになっていました。
ちなみに、10年前だと、「一日一ドル募金」という名目で、一年の初めに360ドルの寄付が要請がありました。うちは子どもが二人でしたから、720ドル。念のために申しておきますと、一年ごとに720ドルです。
「郷に入れば郷に従え」
とはいいますが、こういっちゃあなんですが、かなり負担感があったのを覚えています。



あと、救世軍みたいなグループの寄付集めの習慣もありました。
45リットルくらいのビニール袋が玄関のノブにかけられていて、
「不要な食料・衣類・おもちゃを寄付してください」
という紙がついています。
はじめのうちは、新しいティーシャツなどを出していましたが、アメリカ人に聞いたら、着古したものでもいいとのことで、以来、子どもの靴とかTシャツとかを出していました。
言葉は悪いですが、不用品が処分できて、よかったなあ。
ほら、まだ使えるもの(典型が子どもの靴!)をゴミとして捨てるのは忍びないですが、誰かが使ってくれると思えば、その罪悪感が消えますもんね。


とにかく、こんな活動が浸透していくのは、いいことですね。