ドラクエの作者さん

昨日、ドラクエの話を書きました。
何か、頭の片隅に「ドラクエといえば・・・・」とずっと囁く声がしています。
さっき、やっとその正体がわかりました。
そうです。
ドラクエの作者さんのことでした。
今から15年ほど前、私たち家族はアメリカは西海岸のロス近郊のとある町に住んでおりました。


そこは、日本から来た会社の駐在員の家族がすごくたくさん住んでいる地区です。
治安もよく、教育程度も高く、物価も高く、おまけに家賃も高いというとても恵まれた地区です。


たいていの日本人の子どもは、地元の小・中学校へ通います。
もちろん公立ですから授業料はただです。
一方、少数ながら、中には私立の日本人学校へ通うリッチな家庭の子弟もいました。
大体、私立大学の授業料以上にお高いという話でした。


そんな中に、ロサンゼルス国際学園(だったと思いますが、ちょっと違うかも?)という私立の日本人学校に中学生の子どもを通わせているママ友達がおりました。
ママ友達曰く、
「あの学校に、ドラクエの作者の家族がいるんだよ」
今から15年前に、ドラクエの作者さんは、ロスに住んでいたんですね。


「桁違いにお金持ちなのよ〜」
この手の話は、たいてい尾ひれがついて大きくなるものだとはいえ、たとえ話半分だとしても、随分はぶりのよい話でした。
お子ちゃまの送り迎えは、当然のことながら、お抱え運転手がリムジーンだったかロールスロイス。(これは彼女の目撃談)
専属のコックもいる。
クリスマスパーティーでは、(アメリカではわりあい派手にパーティーが開催されました。私もドレスで出席しましたのよ。)ものすごいビンゴの景品を大盤振る舞いして、そのお大尽ぶりを世に知らしめました。
景品がなんと、みんな大好きなキャッシュ。
20万円〜みたいな金額だったと記憶してています。
年末年始、日本人の母たちは、そのパーティーに直接招待された人は一人もいないにも関わらず、そんな噂話に花を咲かせていました。


ロサンゼルス国際学園には、矢沢栄吉さんの子どもとか、松田聖子さんの娘さんも通っていたんですよ。矢沢さんの目撃情報は稀有でしたが、聖子さんはしばしば日本料理店などで目撃されていました。


ドラクエの作者さんは、自分の子どもが中学を卒業するとき、この学校にエスカレーター式の高校が無いので、子どものために、なんと自分で費用を出して高校を作ってしまったということでした。
その後、どうなったのか、知りたい気持ちは尽きませんでしたが、我が家は中西部へ引越し、ママ友は日本へ帰国となり、続きが聞けなかったのが返す返すも残念です。