ラストデイの授業

今日は今年度の授業の最終日でした。


非常勤講師の契約には、稼動時間の制限というものがあります。
実は、私も今まで自分のこととはいえ、あまり気に留めてきませんでした。というのも、いままでは教務の先生だったり、事務の担当の職員さんが管理していてくれたからです。
今年度の勤め先の学校では、どういうわけか個人で管理というシステムになっていました。
それによると、私の勤務は2月18日までとなっていて、私はその通り、今日で早々と勤めを切り上げたというわけです。


本当は三年生を担当していることでもあり最後までやりたいんですけど。(本心ですっっ)
ただ、かねがね思っていることがあります。
非常勤講師は、短期契約で、身分が確約されているわけでもなく福利厚生も一切あるわけじゃない。だからこそ、「好意」で無給で働いてはいけないと。
誰かが、好意で「あと三回分くらいなら無償でやってあげよう」と前例を作ると、次にまた同じことを期待されてしまいます。
実際、とあるオバサン非常勤講師さんは、
「前の講師さんは、こういうこともやってくれた」
といって、時間外の仕事をさせられたそうです。


私が早々と授業を終えたことで、残りの数回は誰か補欠の先生が教室にはいることになり、しかも生徒はプリント自習ということになってしまいます。
八方迷惑なのだけど、これはもともとは、二月一八日を契約の最終日とした教育委員会だか学校経営だかの誤算が原因なんじゃないのかな。
そんなわけで、後ろ髪を引かれる思いで、でもキッパリと「残念ながら、契約が今日までですから」と、最後の授業を終えてきました。