アナログ放送

とうとうここまできたか・・・・という感想を持ちました。


先ほど突然テレビがザーーーーーーーっと「砂の嵐」状態に。
そして画面上には、「あなたのご覧になっているテレビはアナログ放送です」との大きな文字が映し出されています。



いやあ、ほとんど脅しみたいっす。


我が家は裕福ではないとはいえ、夫も真面目に働いているし、私も微力ながら働いて稼ぎがあります。
で、まあなんとか文句を言いつつも、七月までにはテレビを新しく買い換えることは出来るかもしれません。
でも、本当に新しくテレビを買う余裕がない家だって、絶対にあると思うんだよね。
そのような家庭は、ずっとあの「砂の嵐」を見ることになるのでしょうか?


エコ家電とかいいつつも、結局は全然悪くなっていないテレビを大量に廃棄させたわけだよね。エコエコっていいつつ、大量廃棄を促す政策ってなんだかな〜。
しかも、わざわざ画面の上下左右に黒い帯を入れて映る面積を小さくして見難くさせるという姑息な手段を使うあたり、なんか嫌だなぁ。




「なんか嫌だなぁ」の気持ちは、たとえると、こんな感じ。
一流のマジシャンの手品ショーでは、気持ちよく騙されて、後味爽やか〜、な気分になれますよね。
ところが、ド素人の「日曜マジック」を見せられたりして、掌に仕込まれたネタが丸見えみたいなのを見た日にゃ、うら悲しい気持ちになると同時に、見てはいけないものを見てしまった後味の悪さを覚えます。
この地デジ化の政策には、ド素人のマジシャンのネタ丸見え的なものを感じちゃうのです。