おかあさんと、いっしょ!

国立大学の入試、終わりました〜!
初めての大学入試、しかも新幹線を使って移動して、ホテルで二泊もするわけです。
なんとまあ、超過保護なバカ親めっ、と軽蔑されそうですが、一緒について行きましたよ。心配じゃないですか。

新幹線で、ちょっと異様な風景を目にしました。
17歳〜18歳くらいの高校生と、40代〜50代のその父兄と思われるカップルが一車両に、約半数を占めていました。
皆さん新幹線が動き出すや、一斉に参考書やリスニングの練習なのかイヤフォンをつけての勉強を始めるのです。
「このカップルって、すべて受験生親子だよね・・・・」



我が家が、使ったホテルは二時にチェックインでしたが、事前情報で、二時過ぎに並び始めては何時間も待つことになると知っていましたから、早々とロビーについてスタンバイしておりました。
一時四十五分には、数百名の親子が集まり、二時になった時点で、ディズニーランドの一番人気のライドに詰め掛けるように、まさしく雲霞のように殺到しました。
もちろん、私も雲霞の一人です。
ちなみに、四時ころに一度ロビーの前を通って、目を疑いました。列に並ぶ人の数は減るどころか増える一方でした。
五時に見たときは、随分減っていましたから、微妙な時間に行くよりは、いっそう夕方遅くにチェックインした方がイライラしながら待つことが無さそうです。
昼過ぎに名古屋を出て、二時過ぎに東京に着き、大きな荷物をホテルに預けて、大学の試験会場を見に行った方がいいかもしれません。


息子Aは、私が入試に同行することに対して嫌がることかぎりなしでした。
夫をはじめ、私の両親・妹・友人も「ちょっと甘やかしすぎるんじゃないのか」という目で私を非難するオーラ出しまくり。
それでも、一緒に行ったわけは、息子Aの通う学校で入手した情報では、
「一緒に行かない母親なんて、きいたことがない」
だったからです。



ついていって正解ですよ。
朝食のバイキングで目にした風景は、異様の一言。99パーセントのカップルが『おかあさんといっしょ』でした!
あれだけ嫌がっていた息子Aも
「へぇ、『お母さんといっしょ』という噂は本当だったんだ」
と、改めて日本の高校生の親の過保護ぶりに恐れ入っておりました。



外国人の宿泊客も大勢泊まっていました。彼らはきっとこの異様な風景を目にして、本国に戻ってから、「不思議の国日本」について更なるヘンテコな解釈をつけることでしょう。