荷物忘れ

新幹線受験の帰りのことです。

実は、この日も、息子が受験している時間帯に私はウロウロ東京を見物したり、ママ友とランチしたりして、可能な限り東京を堪能してきました。当然疲れました〜。


帰りは、息子と新宿で待ち合わせて、ちょっとした用事をすませ、その後でホテルに戻って預けてあった荷物をとり、近くのみどりの窓口で新幹線のチケットを取り、けっこうぎりぎりで新幹線に乗り込みました。


さて、名古屋に着く直前に、私が、
「そろそろ名古屋だから、準備してよ」
と息子に声を掛けると、息子は
「大丈夫だって」
と不機嫌に返事をします。
まあ、二日間も試験して、精魂疲れ果てているのはわかります。
これが普段だったら
「なにぃ、今の返事の仕方は?もう一編言ってみろぉ」
と続くのですが、ここはぐっとこらえました。


名古屋で降りて、改札を抜けるころ、私が
「ちょっと、荷物は?」
と聞くと、
「あるよ」
「どこに」
「ここに」
といって、自分の肩掛け鞄を見せるじゃありませんか。
「スーツケースは?」
「あっ、忘れた」


急いでホームに戻りましたが、情け容赦なく滑るように出て行った後でした。
「とりあえずチケットの写真をとっとく」
といって、カメラでチケットの座席番号を写し、急いで遺失物取り扱い所へと向かいました。
いろいろ手続きをして、約10分くらい待つと、車内に見つかったとの返事を頂きました。


はっきり言って、貴重品の類はゼロ。
ただ、二人の使用したパンツ・シャツ・靴下・ストッキング・セーターなどがくしゃくしゃに丸めて入れてある姿をイメージすると、もういてもたってもいられないくらい情けない気持ちで一杯になります。
もしも、何かの間違いで、あのスーツケースの蓋が開いてしまったら・・・・
息子はけっこうあっけらかんとしていて、そういう姿に余計に腹が立つというもの。


二日後に、無事に着払い1370円の宅急便で届けていただきました。
JRの皆さんには、ご迷惑をおかけしました。