初日ミョンドン

私たちのような初韓国の人間でも、韓国はミョンドンに限っていえば、言葉で苦労することはまずありません。
ハングルがずらずらっと並んだ町並みに、ギョッとしますが、店員さんは日本語を話してくれました。
日本語を話さない人でも、たいていは英語を使います。

去年、中国で困ったことの一つに、中国の人が英語をほとんど使えなかったということです。ホテルのフロントの人はさすがに英語を使っていましたが、一歩外へ出ると、英語は日本語と同程度に通じませんでした。

韓国では、タクシーの運転手のおじさんが、英語で話しかけてきました。
しかも、私たちが韓国語を話せないとみると、
「英語は話せる?」
と質問してきたのです。(行き先はホテルで指示してもらってあるわけですから、タクシーの運転手さんは、明らかに客と四方山話をするために英語で話しかけてきたのです。自発的に!)
韓国の英語教育って、すごいんだね。
アメリカにいたとき、韓国人が妙に英語の上達が早いと思っていたら、国内で随分英語教育を受けていたのですね。

さて、ミョンドンでのお買物。
私は東京人ではないので、ほんとうのところはわかりませんが、人のにぎわいぶりと、道の狭さと、若い人の多さを考えると、原宿に似てるんじゃないかと思います。
お店の種類は、若い女性向きの衣料品・化粧品・食べ物(屋台も含む)が順番に並んでいるといっても過言ではありません。
特に化粧品販売のお姉さんは、道の半ばくらいまで出てきて、手に試供品のようなものを持って、日本語と韓国語の両方を順番に
「無料!無料!一度入っていって」
と口元に固定したマイクで一瞬も途絶えることなく呼び込みを続けていました。


私も化粧品を買ってきました。
店の中では日本語が溢れかえっています。お客の多くは日本人の若い女性で、店員も日本語で応対しています。
私にも流暢な日本語を話す店員さんが付いて、あれこれ商品を勧めてくれました。全然押し付けがましくない、感じのよい店員さんでした。
有名なBBクリームと下地とお粉と栄養クリームをゲット。


少なくとも、下地と栄養クリームはなかなかの優れものでした。