ビバ!クラス会 その三 旧交温め編

こんなに大掛かりな同窓会というものに初めて出席しました。
特に、卒業30周年に当る第34回卒業生は幹事学年ということで、各クラスの幹事さんの尽力で出席者を募る工夫があったようで、180人近い同窓生が集結しました。1学年400人ですから、好成績だよね。


30年たって、私を含めて皆さん外見は変わりましたが、変わらないのが「口調」!
ちょうど今、中島敦の「山月記」を授業でやっているんだけど、その中に、主人公の李徴が、虎に変貌した後も若い頃の自嘲癖のある口調で話す、という場面があります。
恐らく、(変化の激しい人は)面と向かっても気がつかないことはあるかもしれませんが、衝立の陰で話し声を聞いたら、人物が特定できそうです。


しゃべり方に加え、懐かしくも恥ずかしいのが、その呼び方なんですよね。
「○○ちゃん」ですから・・・。
この「○○ちゃん」で、30年の歳月を一気にワープして高校生の自分に戻ってしまいます。
残念ながら、男子(アラフィーのオヤジに男子という言い方が相応しいかどうか・・・・)からは「○○ちゃん」と呼ばれていなかったため、旧姓で呼ばれておりましたが。


東京(神奈川・埼玉・千葉なども含む)からわざわざこの同窓会のためにやってきてくれた人も大勢いて、私なんかもうそれだけで胸が一杯に。なんでも、東京のほうでは「東京のO高会」のような会を毎年開催しているそうで、そんな背景もあって、東京方面の出席率がよかったのかもしれないな。
私は高校時代に面識はなかったんだけど、I君という超行動派の方がいて、さっそく友人が紹介してくれました。
彼は会社を経営しつつ大学で教鞭をとりつつ若き精鋭経営者として表彰を受けつつ新聞や雑誌で取り上げられつつ「高校同窓会の幹事もしつつ」と、マルチに活躍しているとのことでした。すごい人もいるんだぁ。


一方、式典の司会は、プロのアナウンサー。
東京でフリーのアナウンサーとして活躍しているそうでした。さすがに声のトーンや場の盛り上げ方、言葉遣いが「アナウンサー」でした。
すごい人もいるんだぁ。


あと、この方とも面識がなかったのですが、東京大学教授となったA君からも、名刺を貰ってしまいました。
ラグビー部の部長もしていますから、よかったら息子さんをラグビー部に入れては?」
などとありえへんお誘いまで受けてしまいました。(この名刺は早速息子Aに送り、「役に立つかも知れないから、大切にねっ」との但し書きまでつけてやりました)
すごい人もいるんだぁ。


私のようになんの肩書きもない「パート主婦」にも、たくさん名刺を下さって、そのきらびやかな肩書きに目がくらむ思いです。
あ゛ー私も「(自称)作家」とかいう名刺が配りたかった!
今年の夏も、創作活動に励むとしよう。また新たな意欲が湧いてきたっ〜。