ビバ!クラス会 その四 同級生

私の所属した高校三年生のクラスは、男子30人、女子17人という編成でした。
同窓会に出席した人数は、男子12人、女子13人というから、女子の出席率は75パーセント。それに引き換え、男子の方は・・・・。
こんな結果が出たのも、実はクラス幹事Cちゃんの行動力の賜物なんです。
半年前の今年のお正月休暇には、女子に声をかけて、プチクラス会なるものを主催して、事前の周知徹底を図ってきました。
イマヒトツ男子のノリがよろしくなかったのは、30年前に男子幹事に任命されていた人が東京在住となり、啓発活動につとめるチャンスがなかったからだとか。


想像してくださいよ。
いきなり見ず知らずの女の人から、
「私はO高校の卒業生で、○○サンとは同じクラスだった▽□と申します。クラス会のご案内をしているのですが、○○サンはご在宅でしょうか?」
という電話がかかってきたら、あなたなら快く夫に取り次ぎます?
(なにこれ?何かの投資の勧誘かしら、それとも新手の詐欺とか・・・いやいや、ひょっとしてどこかの飲み屋のママだったりして。あの声のトーンじゃ若くないから、社内の若い女の子ってことは無さそうだけど・・・・やけになれなれしい感じ、いやだわ〜)
などと痛くもない腹を探られ、ちょっとした家庭争議が起こっちゃう事だって無きにしも非ずじゃない?


そんなわけで、女子の幹事Cちゃんは、男子クラスメイトには電話を掛けにくいですよねぇ。


ほら、同級生と結婚した人ならいざ知らず、そうでなければ夫の学生時代って、いわばブラックボックス状態なわけ。
多分、奥さんが思っているほど、あなたの旦那は高校時代にモテモテってわけじゃない。とはといえ、一瞬は「パパの高校時代の彼女だったりして」とか考えちゃう。
いってみりゃ高校生の「小さな恋の物語」なんて、ホントーにかわいらしいものなんだけど、かわいらしい分だけ、余計にキラキラした思い出なんじゃない?
それを知っているから、奥さんとしては、「○○さんの同級生の□▽です」という電話には神経を尖らせちゃうんです。



そんな幹事のCちゃんの窮地を救ったのがY君。
「Y君、えらいっ」
Y君は、1月のプチクラス会にも、しっかり出席!
男子幹事を引き受けてくれた上に、ちゃ〜んとリクルート活動までしてくれていました。
そのお蔭の男子12人。
Y君の働きがなかったら、どんなクラス会になっていたか・・・・アマゾネス五組とか・・・こわっ