チデジカ

とうとう、地上デジタル対応のテレビを購入してしまいました。
我が家のテレビは、御歳10年くらいだったでしょうか・・・。アメリカに住んでいた頃に買った家電です。画面は小さいくせに、その堂々たる奥行きには、ある意味で「風格」さえありました。


このテレビは、今から5年ほど前に、息子Bがテレビの表面を科学雑巾(サッサ)で拭いたら静電気の作用か何かでピシッとショートしてしまったことがありました。それ以来、音声機能が失われたまま・・・・。夫がスピーカーを買ってきて、配線してくれたので音は出るのですが、テレビのスイッチをオンにしたら、スピーカーのスイッチもオンにしなければなりません。また、その時に夫が、
「せっかくだから、ステレオのチューナーにもつないであげよう。こうすれば、映画を見たりするときに、ステレオから迫力の音が流れてくるよ」
といって、配線をつなげたため、映画鑑賞の時には、よくわけが判りませんが、チャンネルを合わせてステレオのスイッチをつける必要があります。


しか〜も!
イマドキのテレビなら、ハードディスク内臓で、録画もスイッチ一つでとれますよね。夫は、
「うちのテレビだって外付けのハードディスクをつければ、内臓テレビと同じだ」
とかなんとか言って、外付けのを配線してくれました。


これで驚いていてはいけません。
当時はまだビドオテープはDVDと同じくらいの勢力を持っていました。今となってはあまり見かけませんが、DVDとビデオテープの挿入口がが一台の器械についているチューナーが当たり前でした。我が家は、それプラス、アメリカでまとめて主に子供用のビデオを購入したので、それを再生するのにアメリカのデッキが必要でした。そのためのデッキも当然配線してあります。


さらにさらに、数年前までは、息子ABがこぞってテレビゲームを接続しておりましたから、その線もブラブラしておりました。

そんなわけで、私にはうちのテレビの配線がまったく分けわかんない。
何も知らない実家の父が遊びに来たとき、我が家のテレビをつけ、恐らく「おや?全然音がしないぞ」
と思ったのでしょう。
いろんなところをこぢゃこぢゃいじってくれました。父も一応工学部卒業ですから、自分の沽券にかけてこういう家電の使いかたを素直に聞けないというところがあります。
さんざん弄り回して結局いろんな設定をいろいろ変えつくしてしまつたことがありました。
「○○のところのテレビは訳わからん」
と言っておりました。


古いテレビには愛着がありますが、少なくとも、あの超複雑な配線と操作がなくなったたげでもありがたいです。