1Q84

遅ればせながら、村上春樹さんの1Q84を読んでいます。勤め先の高校の図書室から借りてきて読んでいるところです。
今、book2の11章です。
『ネジまき鳥クロニクル』よりわかりやすくて、『世界の終わりと・・・』よりスリリングで過激な表現満載。


先日来、三限目に授業が終わった後にすぐには家には帰らないで、若干クーラー効き過ぎのきらいがある職員室でだいたい3〜4章ずつ読んでいます。
涼しくて静かな環境で、インスタントではあるがキャラメルマキアート片手に、図書室から借りてきた本を読むという、究極のエコ・節電・節約・至福のの日々。


ちょうどそれを読み始めたばかりの頃、同僚の国語の先生が、こんなことをおっしゃった・・・・
「ああ、1Q84を読んでいるんですか。うちの娘が小学校五年生のとき、その本で読書感想文を書きましたよ」
冒頭は、30歳の有能な女性がウルトラミニのスカートとハイヒール姿で首都高の非常階段を降りてゆくという「これぞハードボイルド」みたいな書き出しです。
随分とマセた小学生だと思いました。
が、読み進めてゆくうちに、ちょっと心配になってきました。
だって、小学校五年生の少女が目にするには、過激過ぎるだろう的な描写がいろいろありすぎでしょう!


私が中学生の頃、村上龍さんの『限りなく透明に近いプルー』が一世を風靡しました。
どうしてこんな過激な本が中学校の図書館に入っていたのか謎といえば謎ですが、確かに新刊書として本棚に入っておりました。
借りてきてこっそり家で読んでおりましたら、母親に取り上げられて叱られたことを覚えております。



あれから30年・・・・
イマドキの小学生の親は、1Q84を子どもに買い与えているのか?(子どもが自分で買うとは思えないので・・・・)
それとも、まさかとは思いますが、小学校の図書室においてあったのか?
映像でなければ、文字の過激な描写なら全くの野放しなのか?


それよりなにより、あの本で小学生がどんな感想文を書いたのか、まったくの野次馬的興味ですが、読んでみたい気もします。