フェルメール

いま、日本各地の美術館でフェルメール展を順次開催中ですね。
今現在は、愛知県の豊田市美術館に来ています。


私は画家のなかでフェルメールが一番好き。
彼の作品を見ると、心の中の波が完全に凪ぎます。
小学生のころ、始めて「牛乳を注ぐ女」を見たとき、その絵の中の台所の片隅でミルクを注ぐ女の人が動いて、ミルクがジャーの中に流れ落ちる音が聞こえましたから!
自分がまるで、ある家庭の台所をこっそり覗き見しているような、そんな後ろめたい気持ちにもなったものです。
それで、不意にあの女の人が私に気付いてこちらを向きはしないかとドキドキしたのでした。


そんな名画が愛知県に来ているなんて。


私は、なんとも幸運なことに、たまたまニューヨークに旅行したとき、メトロポリタン美術館フェルメール展を見ることができました。
彼は寡作でなんだけど、そのとき一堂に30点近い作品が集結しました。過去にも、そしてこの後の100年間でも、これだけの作品を一度に見られることは、もうありえない!みたいなうたい文句でした。
大袈裟に聞こえるでしょうか?でも、本当にすごい幸運でした。


職場の同僚が、この期末テストの最中に見てきたといっておりました。
もちろん感動しておられましたが、平日にもかかわらず駐車場は満車で、ものすごい人出だったそうです。
フェルメールが好きな人も、知らないという人も、こんなチャンスはなかなか無いので、愛知県にお住まいの方は是非美術展に足を運んでください。