天使の誘惑

韓流ドラマ「天使の誘惑」最終回が終わりました。全20回のドラマです。
こういっちゃあなんですが、「えげつない程の復讐ドラマ」です。
簡単に筋を説明しますと・・・
家具の会社を経営する裕福な家庭に超美人の「嫁」が嫁ぎます。
自らはアメリカのリッチな家庭で育ち、アメリカの大学を卒業し、自分は仕事で韓国に来ているという経歴(すべて嘘)で、御曹司に近づきます。
近づいた理由は、復讐。
自分の両親を事故に見せかけて殺害され、姉妹は生き別れとなり自分は泥水を飲んで生きてきたというのです。


嫁となった瞬間から壮絶な復讐劇が始まります。
なにしろ、自分の夫となった人を殺そうとするのですから。
ところが、夫は看護婦さんに助けられて一命を取り留めます。
「看護婦さんと夫」対「妻と妻の愛人」という図式で、私のような善人にはとても思いつかないようなあの手この手その手どの手で、相手を痛めつけていきます。(お互いに!)


双方とともに「復讐」という大義名分があって、たとえ自分も血を流すことになっても、1ccでも相手の血が多く流れるのであればそれで満足・・・みたいな壮絶なバトルが続きます。


それで思い出したのが、こんな話。
「あなたに100万円さし上げます。でも、あなたの嫌いな人も100万円差し上げます。」
という提案に、ある確率で、
「わたしの嫌いな人に100万円渡るくらいなら、私は要りません」
と断る人がいるんだそうです。
私なら、相手が200万円貰うことになっても、100万円貰っちゃうだろうになあ。
韓流ドラマのストーリーの根底には、仇が1円でも得するくらいなら、自分が損しても相手の幸せ歩阻止する、みたいな激しい復讐精神が見て取れます。
これがよく言われるところの「恨」の精神なのかどうかはわかりませんが、なかなか日本のドラマではお目にかかれない筋立てです。


面白いけど疲れる〜というのが正直な感想でした。