アメリカの医者

昨日は、名古屋の私学主催「サマーフェスティバル」で、サクラ要員として参加してきました。
朝から夕方まで80分×4コマというなかなかハードな時間割です。


その中で、「アメリカで小児科医を経験して」という先生の講演を聞くことが出来ました。
とても興味深い内容でした。


まず、アメリカで大学生になるには・・・医学生になるには・・・から始まり、インターン時代の話、わりあい早い時期に開業する(できる)わけ、医学学校のシステム、専門の選び方など、主に、医者の資格を取るまでの話が前半の主な内容です。
後半は、アメリカの医療制度と日本の医療制度の違い・保険の違い・訴訟問題、お互いのよい点と悪い点、アメリカで日本人が医療関係でビザをとるとり方(いかに難しいか)。


私たちが、アメリカで暮らしていた時は子どもも幼くて、一番の心配事は「病院にいく必要ができたとき」でした。
「ニューモニア」って知ってます?
「ユーリン」ってなんだか知ってます?
「下痢」って英語でいえます?
それより何より小児科って英語で何と言うかご存知でしたか?
そういう状態で、渡米して次の日に息子Bが発熱したんだから!
そのときに、日本語を話す医者がいてくれて、どんだけ心強かったか、簡単に想像できますよね。


私たちは患者として、アメリカのペディアトリシャン(小児科医)のお世話になっておりましたから、この先生がどれだけ苦労してアメリカの医師の資格を取ったかなど知る由もありませんでした。
改めて、日本人の先生方(日系人は別です。もちろん)の苦労を知って、頭が下がりました。



かなりイバラの路のようですが、日本の医学生には、大志を抱いてアメリカへ繰り出していってほしいです。
ちなみに、一にも二にも三にも「英語の勉強」がお約束だそうです。