ハロウイーン

アメリカでハロウィーンを初めて経験したときは、子どもだけでなく、大人もコステュームを身に付け、お菓子を準備して、国中が沸く様子に驚いたものです。
コステュームは、パーティーグッズのお店やウォルマートなどで買うことも出来ます。2000円くらいだったかな?
何人かの生徒は、母親がものすごく凝ったものを手作りして、ほとんど「仮装大賞」のノリというのを身に付けていました。



その昔、初めてアメリカ映画で見たハロウィーンのシーンは、お馴染みの『ET』で、エリオット君がETに古シーツをかぶせて幽霊にしたて挙げていたシーン。自分も黒いマンとかなにかを羽織っただけだったと記憶していますが。
そんな地味なのしか知らなかったから、本土の派手なハロウィーンを見てびっくりでした。


ところで、数年前からちょくちょく日本版のハロウイーン・・・・トリックオアトリート・・・を始めた話題をニュースで聞くようになりました。
もっと普及するかと思いきや、なかなかあれが広まって定着したという話を聞きませんね。
どこか大きな(しかもお洒落な)ショッピングセンターが土・日あたりにやっていたようですが、日にちを週末にずらす、ってとこがすでにダメだねぇ。ハロウイーンはなんといっても10月31日みたいですよ。私が習っていた英語の先生から聞いた話。
ヨーロッパでは、10月31日が、日本で言うところの『お盆』で、死者の魂がお墓から戻って来るのだそうです。31日は『シ゜ャック』だけじゃなくて、すべての死者の魂が夜の街の中をさまよっているってこしらしいです。
だから、29日や30日にいくら「トリックオアトリート〜」と叫んでも実がないというか、空々しいのでしょう。


それと、あれは、国民的行事風にことが運ばないと、なかなか成立しません。なにしろ仮装した子どもたちにお菓子を与えてくれる支援体制が必要ですものね。
もっと日本がノリノリでイケイケの時代だったら喜んで取り入れたと思いますが、今の時世に定着は難しいのでしょう。