汗だしトウガラシ

お風呂のお供といえば、入浴剤でしょう。
旅館などでたまに出会う「ヒノキ風呂」なんか、透明なお湯でも、何か入れているんじゃないかと思われるほど、香り高くて癒されることがあります。(でも、掃除は大変だよね〜)
が、うちのお風呂は残念ながらそういう「手間」と「お金」のかかった代物じゃないので、癒されたい気持ちの時には入浴剤のお世話になるしかありません。


以前、手作り入浴剤に凝った時期もありました。
松の葉を煎じた「松葉の湯」、みかんの皮を乾燥させた「陳皮の湯」とか、ニンニクをレンジでチンして簡単につぶした「ニンニクの湯」、乾燥ヨモギを使った「蓬の湯」なんてのもありましたっけ。
これらはこれらでよいのですが、袋に入れても、やはり少しは繊維の間から中身がもれ出て、風呂の湯がちょっぴりにごる・・・・というか、モヤモヤしたものが浮くのです。
袋の中身の後片付けとか、ちょっとばかり面倒なこともあって、結局は長続きしなかったなあ。


今は、専ら市販のものに頼っています。


昨日、妹から白元が出ている「汗だしトウガラシ」という入浴剤を分けてもらいました。
小五の姪っ子も「絶賛」の入浴剤、とのこと。
ちょっと心配もありました。
もしも、「トウガラシ」入りの風呂の湯が目に入ったりしたら、飛び上がるほど痛いのかとか、ちょっとした切り傷があったとしたら、涙が出るほど沁みるのか、という心配です。
妹と姪っ子は顔を見合わせて、
「お風呂の湯で顔を洗っているけど、そんなこと感じないよね〜」
と「沁みない」ことの太鼓判を押してくれました。だから安心して使用してみることに。


結論。
香りは、クーレープフルーツの香りで、けっこう癒されます。
色は、トウガラシを意識しているのか、透明なオレンジ。
トウガラシを感じさせるようなピリリとか、ツーーーンとか、そういい刺激は一切なし。
問題の「ホットな風呂上り」については、コピーに偽り無し。確かに、風呂上りにポカポカ感を実感できます。


ただ、商品名の「汗だしトウガラシ」は、ちょっと誇大?


この商品名から私が抱いた期待は、湯船に浸かっているだけで、汗がダーダーダーダー滴るように流れ出てきて、
「うわーっ。トウガラシは目に沁みないけど、この滝の汗で目が開いてられんわ〜」
レベルを(勝手に)想像してしまいました。
だって「汗だしトウガラシ」よ。
それくらいの効能があってもいいんじゃない?


というわけで、あまりにも商品名からうける効能の期待度が大きすぎて、総合得点は100点満点の75点ってトコかな?
くどいようですが、ホットな湯上りに関しては、文句はありません。