清盛始まりましたね

去年の「江」は、とっても残念な内容でした。
こういっちゃあなんですが、NHKさんの製作予算が余程低かったのではないかと邪推してしまうくらい、インパクトのない作品でした。
俳優にしても、セットにしても。


まあ、その分、「坂の上の雲」で充分堪能させてもらいました。

さて、今年の大河は「平清盛」。
たった今、第一回の放送を見終えたところです。


今年は、期待できそう。
話のスケールの大きさといい、俳優陣の層の厚さといい、躍動感、怪しげ度、衣装、当時の下々の暮らし、対する貴族の暮らし・・・・全部「知りた〜い」「見た〜い」ものばかりです。


たまたま、先週、渡辺淳一氏の「天上紅蓮」を読みました。
白河法皇と寵愛を一身にうけた璋子の恋愛について書かれていたものです。
白河法皇と璋子の関係は、今日のテレビの中でも出ておりましたが、
もとは祇園の女御の養女(だから、血のつながりはないみたい)でした。祇園の女御が白河法皇の中愛を受けると、幼い璋子も宮中に引き取られて法皇の養女になります。


璋子は、白河法皇の肝いりで鳥羽天皇白河法皇の孫に当ります)の皇后になりますが、実は法皇から、自分(法皇)の子どもを生むようにと頼まれます。そして、約束どおり、息子を産みます。
ちょうど今日のテレビでも出てきました、白河法皇鳥羽天皇に上位を強要するシーン。
「父に書を見せよ」と、鳥羽天皇が皇太子に向かって言うと、何の迷いもなく、皇太子は白河法皇に向かっていきましたよね。
つまり、法皇は、璋子に生ませた自分の息子を天皇にしたかったのです。
えぐい話ですねえ。


鳥羽天皇は、そりゃあ天下の笑いものってやつ?
テレビでも、けっこう露骨に法皇と璋子の禁断の関係を見せておりましたねえ・・・・


今年一年は、去年の分も挽回して、「待ち遠しい日曜8時」にしてほしいです。
厳島神社にも行ってみたくなりました。