洋服のサイズ

自分に似合う色を知って以来(診断を受けてから、かれこれ7〜8年前になりますか・・・・)、結構安心して服を購入することが出来るようになりました。
クローゼットの中身は、ほとんど「マイカラー」の洋服になりました。
つまり、「秋」の色。
前にも紹介しましたが、よく言えば実りの色、一般的な表現をするとコクのある色、悪く言えば地味で冴えない色、です。


秋から冬にかけてのクローゼットは、自分的には、それなりに充実していて、まあぼちぼち満足しています。
ところが!今は・・・・
まったく嫌になるほど「春らしい服」が無いのです。
茶色とか、こげ茶とか、濃いベージュとか、どうみても軽やかな「春」に袖を通したくなる色じゃないっ。重いっ。暗いっ。


で、昨日、しげしげと重くて暗いクローゼットを眺めて決心しました。
「今、私に必要なのは、白のジャケットだ」と。
無彩色なら、私の持ち服のベースである、こげ茶〜ベージュに合うし、なんといっても軽やかだし。


白のジャケットは、実は去年買っちゃったのがあるんだけど・・・・・
息子Aの大学の入学式のために「上から下まで白」を着て(髪の毛もツヤツヤにしてもらって・・・・)、3浪くらいして頑張った新入生に間違えられたいっという、なんとも浅ましくも馬鹿馬鹿しい妄想に取り付かれて買ってしまったワンピースとジャケット。(私には妄想癖という悪い癖があります)
それが、大震災の影響で入学式が取りやめとなり、結局日の目を見なかった悲運のジャケットです。
これは、織り地に少しラメが入っているので、普段に着るにはちょっと抵抗があります。
そこで、普段に着られる白のジャケットの必要性が浮上してきたというわけ。


ジャケットを試着して、驚きました。
イマドキの洋服のサイズの小さいことといったら。
Мサイズなんか着たら、とても前のボタンがはまりません。
ちなみに、マダムサイズだと、Sサイズでも余裕でボタンが止まります。
JIS規格って、本当に機能してるのかい?
トレンドとしては、アームホールの余裕が少ないっていうのは、前から薄々感じておりましたが、今やトルソー部も細い、というか小さい。
これって私の体型が「オバサン化」しているのか、それとも若者向けの既製服が全般的にコンパクトサイズになっているのか、どちらかなんですが。


結局、サイズ3(つまりLってこと)のものを買いました。
Lサイズよ!
それでも前を閉めると、妙な具合に皺が寄る程度に小さいのです。
40代・・・最後の足掻きで、まだミセスコーナーには行きたくないっ。
でも、ジワジワとヤング向けの洋服からはサイズ的に締め出されつつある。
そろそろタイムリミットなのね・・・・を実感してしまった、白いジャケットでした。