メガクエイク

昨日のNHKスペシャル、ご覧になりました?
怖かったですねぇ。
日本列島って、地震の巣の上に成り立っているってこと、改めて認識させられました。



その昔、「日本沈没」という映画を見ました。
その中で、いち早く日本が沈没するかもしれないという科学的データを発見した老科学者がでてきたんだけど、覚えておられますか?
その科学者は、権威ある学者や研究機関からは異端視されていて、彼の鳴らす警鐘は世の中でまともに取り合ってもらえないわけ。
確か、彼の研究室にはナマズとかサルとか犬とかがいて、動物たちの普段とは違う行動なども、近々地震が襲ってくるという根拠とされていました。
そういう姿勢を権威ある学者たちはあざ笑って相手にしなかったわけですが。


昨日のNHKに出てきた地震学者や国土地理院の方たちを見ていて、ふと映画「日本沈没」のあの老学者のことを思い出してしまいました。
宮城県沖に、巨大地震を引き起こすかもしれないマイナス要因があって、ここ数年のうちに大震災が起きる!なんてことが、たとえ90パーセント以上の精度でわかったとしても、それを発表するのは、勇気が要りますよね・・・・・
10パーセントは外れるかもしれないわけだし。
天気予報みたいに、台風の進路予想が外れました・・・・というのとは訳が違いますから。


地震学者って、本当に気の毒な宿命を背負わさせていますよね。
なにせ世の中の人間は、地震が起きてほしくないと願っていることが大前提です。
地震予知の精度は何十年単位で、100年ならまだしも、有史に残っていないようなインターバルで起きる地震もあるわけだし。
それでもって、地震に遭遇したらしたで、つい地震学者を逆恨みしたくもなるってもんで。
「なんで、判らなかったのか」
とかね。


今日の新聞には、震度と津波の予想サイズが大幅にあげられていました。
私の住む市の予想最大震度は震度7だとか・・・・・
我が家は鉄骨なんだけど、それでも震度7なんて揺れは想定してあるのか?



もしも、東海・東南海・南海規模の地震が発生したら、よく言われているように、一週間は自力で生き延びたとしても、それ以降に、どこかから助けがくるような余力はあるのか?西日本と首都圏が全滅だよ・・・・


来週のNHKスペシャルは、メガクエイクの第二弾があります。
怖いけど、見なきゃ。