大連レポート

なんだか悪口を言うようで気が引けますが、どうしても知っておいてほしいので書きますね。
それは、ゴミをポイポイ平気で捨てること。
誰も彼も例以外なしです。


なんでも、中国には富裕層と呼ばれる人口が一億人もいるとか。
車も、ベンツ・アウディー・トヨタのレクサス・プジョーなど、日本でもなかなかお目にかかれ無いような高級車がバンバンはしっています。
そんな高級車に乗っているようなお金持ちの人も、車の窓をさっと開けて、鼻をかんだちり紙とか、紙くずとか、焼き鳥の串とか、ものすごく当たり前に道に投げ捨てていきます。
それを見て、眉をひそめる人もいないし、咎める人もいません。
その隣の歩道では、貧しげな労働者階級の人が平気でタバコの空き箱をポイっと捨てているのですよ。
お金持ちも、そうでない人も、ゴミの投げ捨てに関しては、まったく「悪い」という自覚がないようです。


もう、道にはゴミが散乱しています。
恐ろしいことに、地下へ降りる階段にも、チラシが一杯落ちていて、間違ってそれを踏んで滑り落ちないように注意が必要です。


また、あちらの人は、ものを食べながら歩くのに、全然躊躇がありません。
蒸かしたとうもろこしや芋、屋台で売っている餅や果物、袋に入ったスナック菓子など、とにかくよく食べています。
そして、想像がついたと思いますが、食べ終わると、芯や袋は、当たり前のように、ぽいっと捨てられます。
私は大連で、ゴミの散乱していない道というものを見たことがありません。
これだけゴミを捨てていて、町中がゴミに埋もれて仕舞わないというのは、きっと知らないところで、ゴミを片付ける人がいるからなんでしょうが、とにかくこの人数じゃない?だから、きれいになっているヒマが無いのでしょう。


ただ、一つ大連が上海よりすぐれていたのは、トイレ。
上海のトイレのすごさについては、二年前の上海万博を見に行った時のレポートで紹介しました。南京路のデパートで見たトイレのすごさは、未だに時々フラッシュバックするくらいの衝撃があります。人生初、尿意が霧散しましたから。
大連のデパートで使ったトイレは、日本の駅のトイレ並みでした。


ゴミの投げ捨ての件同様、電車の昇降についても、マナーを知らないようです。
降りる人を先に出して、乗る人が後から・・・という常識を知らないのか、毎回押しくら饅頭をやって、電車に乗ります。だれか教えてあげれば良いのに。


すごく悪口っぽくなってしまいましたが、これも、前回の交通事情同様、全然嘘でも誇張でもないんですよ。
いつか、改善される日が来るのか?
30年前、私が北京を訪れた時は、こんなに汚くなかった。少なくとも、道にゴミがこれほど捨てられてはいなかったんですけどねえ・・・・