大連レポート

若手のファッションに関しては、もう完全に日本を凌駕しています。
男の子は、韓国のアイドル風の、おしゃれな髪型をしている子が多かったです。
なんといっても、中国北方系の人々は、背が高いし、痩せている人が多いから、けっこうなんでも似合ってしまいます。手足もスラリと長いし。


女の子のファッションでは、ヒールの高いお洒落な靴を履いている子が多いのが印象的でした。というのは、一昔前までは、洋服は日本と同じようなものを着ていても、足元をみれば一目で中国人だとわかったものでした。みょうに野暮ったい靴を履いていたものです。
が、今は違います。
なんといっても、ヒールのある靴を履いても、歩く姿がさまになっていて、格好良い!
日本人の若い女の子で、ハイヒールをはいて前かがみになって歩いている人を見かけますが、これはいただけないっす。


デパートで売っている衣料品は、ほぼ日本のデパートで売っている製品と変わりないように見受けましたし、値段も日本並みの高値がついています。
そういうお店は、間違いはないけれど、面白みもないっていうのが本音です。
一方、地下街や、地元の人で溢れているようなお店は、安くて面白くて物が悪いです。


全面に一面刺繍とビーズが施してある、すっごくおしゃれなティーシャツをみつけて、私の妹へのお土産に買ったものがあります。一枚50元か60元でした。
12円で計算すると、600円か700円です。
あまりのかわいさに、家に戻って着てみてびっくり。なぜなら、あの豪華なビーズ刺繍の裏側は、一本の細い糸で全部のビーズが仮留め状態!糸が切れたら、全てのビーズはバラバラ・・・・と散る運命にあったのです。
よかった〜、渡す前に気がついて。もしも気付かないまま妹にお土産として渡していたら・・・と思うとぞっとします。
洗濯の途中で糸が切れて、全部のビーズが洗濯機の中に散乱し、洗濯槽に詰まって故障でもしたら、怒られてしまうところでした。


実は、上海旅行の時にも、姪っ子にかわいいビーズのお財布を買ってきたのでした。ところが、一度ファスナーを開けたらすぐに糸が切れてしまって、けっきょく一度も使わずに捨てられてしまったのでした。
捨てるのは問題ないんだけど、かわいそうな姪っ子は、お財布が壊れてしまったことが、自分の落ち度だとおもったのか、しばらくはその事実を誰にも告げられず、ファスナー部をセロテープで留めていたとか。
ママに見つかって、はじめてその事実を(せっかくオバサンに貰ったお財布を一度も使わないうちに壊してしまったこと)涙目になって告げた、と聴いたときには、罪悪感で胸が一杯になったものです。


その二の舞をしなくて済んで、よかったです。


値段に関しては、安いものは本当に粗雑に出来ています。
安い・・・といっても、デフレ傾向の強い日本でも、700円で、ユニクロあたりで、まともなTシャツが買えちゃうじゃない?
お買物も、こころして選んだほうがいいと思いますケド・・・・